春はカリフォルニア州からメキシコにかけてで見られ、これらは世代交代を繰り返しながら徐々に北上し、夏になると北アメリカ中部まで移動します。
そして8月頃、北アメリカ中部で羽化した成虫が交尾もせず、南下をはじめます。この世代は多くの花から蜜を吸い、体内に栄養を大量に蓄えます。この栄養をエネルギーにして、春に移動が始まったカリフォルニアからメキシコにかけての地域を目指します。
カリフォルニアからメキシコにかけての距離は南北約3500kmほどで、1年のうちに北上と南下を行う。
ロッキー山脈から東ではメキシコで越冬し、西ではカリフォルニア州の中部から南部で越冬する。10月頃にはこの地域の森林地帯で、木の枝に鈴なり状態となったオオカバマダラがみられます。
また、不思議なのは毎年同じ木に蝶たちが集まる事で、何故同じ場所に戻ってくるのかは未だに解明されていません。