ルリタテハ

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ルリタテハ

学名:Kaniska canace

今回は瑠璃色の帯、ルリタテハについて紹介していきます
シロヒトリ

分類

ルリタテハはタテハチョウに属しており、その中のタテハチョウ亜科に分けられていてます。

タテハチョウ亜科のルリタテハ属に分けられています。

タテハチョウ亜科はクジャクチョウコノハチョウなど多数存在します。

生態

1年に暖地では2 – 3回発生し、寒冷地では年に1回発生する多化性です。

生息域

日本、朝鮮半島、台湾、中国、ロシア沿海地方、インド、フィリピン、スマトラ島、ジャワ島など主に東アジア・南アジアに生息しています。

日本では北海道・本州・四国・九州・南西諸島まで広く分布しています。

森林、庭、都市部、公園などに生息しています。

主に東アジア・南アジアに生息しているチョウなんだね
イモチャン
ルリタテハ属唯一の現存種です
シロヒトリ

成虫

ルリタテハは日中に活動し、木の樹液や糞から汁を吸います。冬も成虫で越冬します。

オスは縄張りを持つ習性があり、木の葉や岩石の上など見晴らしの良い場所で翅を広げて止まり、見張っています。

他のオスが接近すると激しく追い立てます。

翅を開張すると6 – 7cm前後になる、中型の蝶です。 

花よりも樹液を好みます
シロヒトリ

幼虫

ルリタテハの幼虫

成熟した幼虫の体色は紫がかった黒色で、オレンジと黒の縞模様があります。

体中白色の棘で覆われています。棘の先端部分は黒色です。この棘に毒はありません

食草はサルトリイバラなどのサルトリイバラ、ホトトギス属などのユリ科の植物を食べます。これらの植物の葉裏で生活します。    

白の棘が印象的だよ!
イモチャン

成虫の見た目

ルリタテハ

ルリタテハは和名通り、美しい瑠璃色の帯模様が特徴的です。

表側の翅の下地は黒色で前翅の先端部には白い斑点があります。オスメスともに翅の模様に差はありませんが、メスの方が翅と瑠璃色の帯が幅広くなる傾向があるようです。

翅の裏側の模様は表側と大きく異なります。    

翅の裏側は樹皮や木の幹にそっくりで、翅を閉じると樹皮や木の幹にカモフラージュします。

翅の外縁は他のタテハチョウ亜科と同様に小さな凹凸があります。  

体も青色が混ざっていてきれいだね!
イモチャン
神秘的な印象を受ける蝶です
シロヒトリ

提督の名を持つ蝶

タテハチョウ亜科のタテハチョウ族(Nymphalini)の一部の蝶は「admiral」(提督)と名付けられています。「admiral」はイギリスの海軍の提督という意味です。

イギリス海軍のエリザベスI世(1558年から1603年)の治世中に艦隊を分割する、3つの中隊艦隊の色を発足しました。

提督には3つのクラスがあり、色付きの旗を使用して区別しました。 この色別戦隊の区分制度は1625年から1864年まで続きました。

リストにすると次のようになります。  

  • 赤色艦隊(主隊)Admiral of the Red
  • 白色艦隊(前衛隊)Admiral of the White
  • 青色艦隊(後衛隊)Admiral of the Blue

ルリタテハは英名では「blue admiral」(青い提督)と呼ばれています。

色別艦隊の中で青色艦隊は3番目に位置した階級でした。

また、同じタテハチョウ族の仲間のヨーロッパアカタテハは「red admiral」と呼ばれています。色別艦隊の中で赤色艦隊は1番目に位置した階級でした。

赤色艦隊が一番階級が上なんだね
イモチャン
提督の名がついた由来はよく分かりませんでした
シロヒトリ

まとめ

ルリタテハは日本では全国的に見られる蝶です。成虫で越冬するので、早春から飛び始めます。

ちょうど桜が咲く時期に見られる蝶です。

瑠璃色の帯が美しいですね
シロヒトリ
次回はルリツヤタテハについて紹介するよ!
イモチャン