シタベニセスジスズメ

You are currently viewing シタベニセスジスズメ

学名:Hippotion celerio

今回は赤い後翅が美しい蛾、シタベニセスジスズメについて紹介していきます
シロヒトリ

分類

シタベニセスジスズメはスズメガに属しており、その中のホウジャク亜科に分けられていてます。

ホウジャク亜科のホウジャク属に分けられています。

ホウジャク亜科はオオスカシバキョウチクトウスズメなど多数存在します。

生態

1年を通じて何回発生するかは不明です。

生息域

主にアフリカ、南アジア、オーストラリアに生息しています。

日本では、沖縄県や南西諸島など暖かい地域に生息しています。

活動範囲が広く、ヨーロッパなどでも発見されたことがある。

森林や畑、庭園などで見られる。

主にアフリカ、南アジア、オーストラリアに生息するガなんだね
イモチャン
広範囲に生息しています
シロヒトリ

成虫

シタベニセスジスズメは朝や夕方ごろに活動します。

日中は休んでいる。

翅を開張すると7~8cm前後になる。

花の上にホバリングして、口吻を通して吸蜜します。

空中でホバリングしたり、急加速して移動したりします。
シロヒトリ

幼虫

幼虫は緑色や茶色や黄緑色など個体によって色が異なる。

頭頂部付近に眼状紋があり中心が緑色、周りは黄色である。

眼状紋の跡の節に小さい斑点が2個ある。

体の横側に白色の帯模様がある。

腹部の末端に黒い尾角があります。

 

食草は広食性でサトイモ科、ヒルガオ科、アカネ科、ブドウ科の植物を食べる。

多くの植物を食べるから害虫とされているよ!
イモチャン

成虫の見た目

シタベニセスジスズメ

特徴

茶色と白の縞模様の前翅が特徴、白の縞模様は銀色にも見える。

後翅は前翅と異なり赤い翅模様をしている。

翅の裏側は表側より全体的に色が薄めです。

茶色の白の縞模様がきれいだね
イモチャン
前翅と後翅の対比がいいです
シロヒトリ

受粉を助ける蛾

シタベニセスジスズメの幼虫は非常に多くの植物を食べます。

サトイモ、サツマイモ、ブドウなどの植物も食べるため、害虫とされています。

一方で、成虫は口吻を持ち、花から蜜を吸います。

その行為で花の受粉に大いに役立っており、パパイヤの受粉に貢献しています。

ミツバチのように農業的に役立っています。

幼虫は害虫だけど成虫は農業の助けになるガなんだね
イモチャン
ミツバチのように飼育できませんが、受粉の助けになるガです
シロヒトリ

まとめ

幼虫と成虫で扱いが異なる蛾です。

スズメガ科の成虫は高速かつ広範囲に飛べるのが特徴です。

白縞模様と赤い後翅の対比がいいですね
シロヒトリ
次回はセルラ・ヴィヌラについて紹介するよ!
イモチャン

白氷蛾

シロヒトリです。2019年から切り絵作家として活動しています。 昆虫や切り絵や和柄などが好きな蛾です。