オナガコモンタイマイ 学名:Graphium antheus 分類:アゲハチョウ科 前翅長:4cm前後 時期:一年中 分布:サブサハラアフリカ 今回は南アフリカのアオスジアゲハ、オナガコモンタイマイについて紹介していきます シロヒトリ 分類 オナガコモンタイマイはアゲハチョウ科に属しており、その中のアゲハチョウ亜科に分けられていてます。アゲハチョウ亜科のアオスジアゲハ属に分けられています。アオスジアゲハ属はコモンタイマイ・ミカドアゲハなど多数存在します。 生態 1年を通じて数回発生を繰り返す多化性です。 生息域 サブサハラアフリカの自然保護区や南アフリカ共和国など、主にサブサハラアフリカに生息しています。サブサハラアフリカとはアフリカにある、サハラ砂漠より南の地域を指しています。 熱帯雨林に生息しています。 主にサブサハラアフリカに生息するチョウなんだね イモチャン 謎の多いチョウです シロヒトリ 成虫 オナガコモンタイマイは日中に活動します。飛行期間は一年中ですが、11~12月が最も活動する季節です。翅を開張すると6~8cm前後になる。他のアオスジアゲハ属と同じく、オスは湿った砂や水辺を訪れ、生殖のために必須なミネラルを補うために吸水します。まず、口吻を使用して、ナトリウムや他のミネラルを抽出する水を絶えず吸い上げます。オスは絶えず体から水を汲み上げ、余剰分を肛門から排出し、それを使用して地面からさらにミネラルを溶解し、再吸収します。 他のアオスジアゲハ属の蝶と一緒に給水する場面が多く見られます シロヒトリ 幼虫 黄緑色の体色をしており、オレンジ色と茶色のリングがあります。リング模様は頭に2つ、体の前部に4つ、そして後ろに2つあります。食草はバンレイシ科の植物を食べます。 バンレイシは実の形がお釈迦様の頭髪に似ていることから、別名「釈迦頭」と呼ばれているよ! イモチャン 成虫の見た目 オナガコモンタイマイ 特徴 黒い翅にターコイズブルーの複雑な模様が特徴的です。翅の表側はターコイズブルーの内側は波模様、外側に向かってまだら模様があります。また、尾状突起は長めです。翅の裏側は表側より全体的に色が薄めです。赤い眼状紋があります。翅の模様はオスメスともによく似ているため、性別は生殖器で判断できます。メスの方が若干オスより翅が大きいです。 ターコイズブルーがきれいだね イモチャン 英名では「larger striped swordtail」(大きな縞模様のソードテール)と呼ばれています。 シロヒトリ 他のアオスジアゲハ属との判別の仕方 オナガコモンタイマイはアフリカマダラタイマイ亜属に属していて、外見が非常によく似た仲間もいます。 例えば、コオナガコモンタイマイ(学名:Graphium policenes)とオナガコモンタイマイに非常によく似た外見をしています。判別の仕方は翅ではなく、お腹の模様を見ます。オナガコモンタイマイは黒い縞模様のお腹ですが、コオナガタイマイは黒い一本線の模様のお腹です。黒い一本線の模様のお腹はアオスジアゲハ属の大きな特徴です。 お腹の模様を見て判別するんだね イモチャン 翅の表側からの模様は2匹とも全く一緒です。 シロヒトリ まとめ 他にオナガコモンタイマイに似た、オオアフリカタイマイ(学名:Graphium porthaon)がいます。こちらは翅の裏側を見るとオナガコモンタイマイにはない、赤い一本線の模様があります。 ターコイズブルーの模様が美しいです シロヒトリ 次回はグリポシア・アプリナナについて紹介するよ! イモチャン タグ: アオスジアゲハ族, アゲハチョウ亜科, アゲハチョウ科, アフリカマダラタイマイ亜属, 蝶 Please Share This Share this content Opens in a new window Opens in a new window Opens in a new window その他の記事を読む 前の投稿ヨーロッパタイマイ 白氷蛾 シロヒトリです。2019年から切り絵作家として活動しています。 昆虫や切り絵や和柄などが好きな蛾です。 おすすめ サザナミムラサキ 2020年4月27日 ミカドアゲハ 2020年3月14日 ルリボシタテハモドキ 2020年3月2日 コノハチョウ 2020年3月3日 アメリカタテハモドキ 2020年3月23日 スンダハレギチョウ 2020年4月8日