ホウジャク

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ホウジャク

学名:Macroglossum stellatarum

今回は小柄なスズメガ、ホウジャクについて紹介していきます
シロヒトリ

分類

ホウジャクはスズメガに属しており、その中のホウジャク亜科に分けられていてます。

ホウジャク亜科のホウジャク属に分けられています。

ホウジャク属はスキバホウジャク・ホシホウジャクなど多数存在します。

生態

1年に2回以上発生する多化性です。

生息域

南ヨーロッパ、北アフリカ、東アジアなどの主に温暖な気候の場所に生息しています。東アジアではインド、朝鮮、中国、日本などに生息しています。

日本では北海道・本州・四国・九州・南西諸島など全国的に見られます。

森林、山地、公園、庭、牧草地などに生息しています。

主に南ヨーロッパや東アジアに生息しているガなんだね
イモチャン
成虫は夏から秋にかけて最も見られます
シロヒトリ

成虫

ホウジャクは日中に活動し、スイカズラ、ベニカノコソウなどの様々な花から吸蜜します。ものすごいスピードで羽ばたきながら、空中でホバリングしたり、急加速して移動したりします。

ホウジャクの口吻は2.5cmほどで、それ以上深い構造をもつ花からは蜜を吸うことができません。

スズメガ科の多くは夜に活動しますが、ホウジャクは昼に活動する蛾です。そのためか、光には惹かれません。

ホウジャクは気温が高くても非常に活発で、45°Cを超える胸部の温度が測定されています。これはスズメガ科で記録された中では最高値であり、昆虫の筋肉活動の限界に近いと言われています。

翅を開張すると4 – 5cm前後になります。

色を学習する能力を持っています
シロヒトリ

幼虫

成熟した幼虫は体色が緑色で、体の横側の上側に白と黒のラインが走っています。 体の横側の下側は黄色のラインが走っています。

節ごとに黒色の気門が並んでいます。頭部と疣足は緑色です。

腹部の末端にスズメガ科特有の黒い尾角があります。

食草はアカネ、カワラマツバなどのアカネ科の植物を食べます。

白と黒のラインがおしゃれだよ!
イモチャン

成虫の見た目

ホウジャク

ホウジャクは薄茶色の前翅とオレンジ色の後翅が特徴です。

薄茶色の前翅には黒い波線があります。オレンジ色の後翅は黒色で縁取りされています。 腹部は非常に幅広くで、白色をしています。

口吻がすごい長いね!
イモチャン
ものすごいスピードで羽ばたいているため、翅の部分がよく見えません
シロヒトリ

ホウジャク属とオオスカシバ属

同じスズメガ科の仲間であり、似たような外観と行動をするオオスカシバ(学名:Cephonodes hylas)などの、オオスカシバCephonodes)とホウジャク属(Macroglossum)はよく混同されます。

ホウジャク属の仲間でクロスキバホウジャクはオオスカシバのように翅が透けているなど外見が非常に似ているため、ハチやハチドリと間違われることがあります。

オオスカシバ
ホウジャク

しかし、生態も外見も似ていますが別の属として分かれています

どちらの属も外見や生態が似ていることは、収斂進化(しゅうれんしんか)によるものと考えられています。

収斂進化とは同じような生活をするものには、同じような形態や生理が要求され、そのため似た姿に進化するという現象のことです。

オオスカシバとホウジャクってすごい似てるけど違う属なんだね
イモチャン
収斂進化は系統的に大きく離れていても起こる進化だそうです
シロヒトリ

まとめ

スズメガ科は幼虫がエジプトのスフィンクスに似ていると考えられていたため、学名では「Sphingidae」(スフィンギ)とよばれています。

]薄茶色の体が可愛らしいです
シロヒトリ
次回はスンダハレギチョウについて紹介するよ!
イモチャン

白氷蛾

シロヒトリです。2019年から切り絵作家として活動しています。 昆虫や切り絵や和柄などが好きな蛾です。