スンダハレギチョウの小種名は「penthesilea」(ペンテシレイア)といいます。
これはギリシャ神話のアマゾーンの女王ペンテシレイアから来ています。
ペンテシレイアはオリュンポス十二神の一柱、戦の神「アレース」と、アマゾーン族の女王「オトレーレー」の娘です。
ペンテシレイアはギリシャ神話のトロイア戦争の際にトロイア軍側について戦いました。誇り高く、美しい女性でしたが、アキレウスと一対一で戦い、敗れました。
アキレウスは死に際のペンテシレイアの美しさを見て恋に落ち、彼女を殺したことを嘆いたといわれています。
スンダハレギチョウがレース模様をしていることと、翅の裏側の模様の鮮やかさから、誇り高く美しい女性であったペンテシレイアの名前が使われたのかもしれません。