ヒトリガは夜間に活動し、様々な花から吸蜜します。
光に惹かれる性質を持ち、光源の周囲を渦を描くように飛びまわる走光性を持ちます。
たき火などの明るさにつられて、最終的に自ら火に飛び込んで焼け死ぬことがあり、和名の「ヒトリガ」(灯取蛾)もこれに由来します。
また自ら進んで災いの中に飛び込んだり、災難を招くことを指す「飛んで火に入る夏の虫」ということわざも、このような習性から生まれたものです。
他の夜行性の昆虫も光に向かって飛ぶ習性を持つため、人間は誘蛾灯などでおびきよせ害虫を駆除していました。
翅を開張すると4.5 – 6.5cm前後になります。