ナミアゲハ
学名:Papilio xuthus
- 分類:アゲハチョウ科
- 前翅長:4 - 6cm
- 時期:3 - 10月
- 分布:日本全国・アジア地方
今回は日本では最もなじみ深いチョウである、ナミアゲハについて紹介していきます
シロヒトリ
分類
ナミアゲハはアゲハチョウ科に属しており、その中のアゲハチョウ亜科・アゲハチョウ属に分けられています。
アゲハチョウ属の仲間にはキアゲハ・カラスアゲハなど多数存在します
シロヒトリ
生態
成虫が見られるのは3 – 10月くらいまでで、その間に2 – 5回発生する。
人家の周辺や草原など、日当たりの良い場所をひらひらと飛び、さまざまな花から吸蜜したり、水たまりや湿地に飛来して吸水したりという姿が見かけられる。冬は蛹で越冬する。
幼虫
若い幼虫は鳥の糞に似ており、頭に白と茶色の斑点があります。幼虫は、成熟するにつれて、茶色の斑点のある薄い緑色の体色を発達させます。
食草はミカン科を中心にセリ科などを食べているよ!
イモチャン
触ると警戒して頭からオレンジ色の触覚を出します
シロヒトリ
成虫の見た目
翅は黒地に黄白色の斑紋や線が多数入る。さらに後翅には青い虹色の鱗とオレンジ色の鱗が後翼の黒い帯を分離している。
見た目は同じアゲハチョウ族の仲間であるキアゲハに非常によく似ています。
キアゲハと見分けるにはどうしたらいいの?
イモチャン
キアゲハは翅の中ほど黒い部分が少なく、ナミアゲハより黄色みが強いので区別できます
シロヒトリ
特殊な目
ナミアゲハは、ヒトより多い、紫外線、紫、青、黄、赤の5色型色覚を持っています。
参考元 : 第14回 動物における色覚の多様性 – 光の受容と種の保存
この特殊な目によって明るさに関係なく対照的な色の物体を区別することができます。また、色の恒常性も示すため、背景光に関係なく生物の色を認識することができます。
この能力は、花が日陰にあるか太陽にあるかに関係なく、蝶がその地域の特定の花を認識することを可能にするため、採餌にとって重要です。また翼の色とパターンを認識して、同じ種の昆虫を識別し、繁殖に役立ててもいます。
アゲハの目ってすごいんだね
イモチャン
さらに、お尻にもう1つの「目」(眼球外光受容器)を持っているそうです
シロヒトリ
まとめ
夏になると自宅の庭によく飛んでいる姿を見ることがあります。それからどんな生態をしているのか気になって調べてみました。
普段見かける昆虫をよく調べるのはとても勉強になりますね。
こんな感じで記事を書いていきます
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次はオオゴマダラについて紹介するよ!
イモチャン