ウスイロトラフアゲハ

ウスイロトラフアゲハ

学名:Papilio eurymedon

今回は淡い虎、ウスイロトラフアゲハについて紹介していきます
シロヒトリ

分類

ウスイロトラフアゲハはアゲハチョウに属しており、その中のアゲハチョウ亜科に分けられていてます。

アゲハチョウ亜科のトラフアゲハ群に分けられています。

トラフアゲハ群はトラフアゲハ・ニシトラフアゲハなど多数存在します。

生態

1年で1 – 2回発生する多化性です。

生息域

アメリカ合衆国では北はブリティッシュコロンビアから南はニューメキシコ州まで、カリフォルニア、バハカリフォルニアなど主にアメリカ西部に生息しています。

森林、山地、丘陸、郊外などに生息しています。

主にアメリカ西部に生息しているチョウなんだね
イモチャン
太平洋側に生息しています
シロヒトリ

成虫

ウスイロトラフアゲハは日中に活動し、イエルバサンタやウォールフラワーなどの様々な花から吸蜜します。

オスは湿った砂や水辺で生殖のために必須なミネラルを補うために吸水します。

成虫は5 – 7月が最も見られる時期です。

翅を開張すると9 – 12cm前後になる、大型の蝶です。

冬は蛹で越冬します
シロヒトリ

幼虫

成熟した幼虫の緑色で、胸部に黄色の帯が1本あります。頭部付近に小さい2つの眼状紋があります。臭角は赤色です。

幼虫は脱皮直前に体全体が茶色に変化します。

食草はセイヨウミザクラなどのバラの植物を食べます。

ふっくらとした体をしているよ!
イモチャン

成虫の見た目

ウスイロトラフアゲハ

ウスイロトラフアゲハはクリーム色と黒い虎模様が特徴的です。

表側の翅の下地はクリーム色で4つの黒い虎模様が特徴的です。前翅は縁は黒で小さな黄色の斑点が並んでいます。

表側の後翅の内側の縁には小さなオレンジの斑点と青い斑点があります。

翅の裏側は色が全体的に薄くなります。また性別で見た目に違いはありません。

クリーム色がきれいだね!
イモチャン
英名では「pale swallowtail」(淡いアゲハチョウ)と呼ばれています
シロヒトリ

広く支配する者

ウスイロトラフアゲハの小種名の「eurymedon」(エウリュメドン)は古代ギリシャ語で「広く支配する者」という意味です。

ギリシャ神話でエウリュメドンの名を持つ者は数人います。代表的な人物をリストにすると次のようになります。

  • ギガースの王 ・・・人々に破壊をもたらし自身の傲慢さによって滅ぼされた
  • ミーノースの子 ・・・ミーノースとその側室のパレイアの4人の息子の1人
  • アリアドネの子 ・・・アリアドネの息子、アルゴタイナイの一人

他にもトロイア戦争に参加したミュケーナイの王アガメムノーンの御者でペイライオスの孫で、プトレマイオスの子のエウリュメドンがいます。

 

アメリカ西部に広く生息しているので、「広く支配する者」という意味の名前が付けられたのかもしれません。

かっこいい意味だね
イモチャン
エウリュメドンの名は橋にも使われています
シロヒトリ

まとめ

ウスイロトラフアゲハと同じ生息域にトラフアゲハ群のニシトラフアゲハ(学名:Papilio rutulus)がいますが、ニシトラフアゲハは色が濃い黄色なので区別しやすいです。

淡い色と黒の虎模様が美しいです
シロヒトリ
次回はニシキオオツバメガについて紹介するよ!
イモチャン