キアゲハ
学名:Papilio machaon
- 分類:アゲハチョウ科
- 前翅長:4 - 6cm
- 時期:4 - 10月
- 分布:日本全国・ユーラシア大陸・北米大陸。
分類
キアゲハはアゲハチョウ科に属しており、その中のアゲハチョウ亜科・アゲハチョウ属に分けられています。
生態
成虫が見られるのは4 – 10月くらいまでで、年に2回~4回ほど発生する。
海岸植物から高山植物までを含むセリ科植物を食草とするため生息地も幅広く、海岸や市街地、山間部などに生息する。冬は蛹で越冬する。
成虫はアザミ、ツツジなどの花の蜜を吸う。
幼虫
若い幼虫はナミアゲハと同じように鳥の糞に似ているが、成熟した幼虫は緑色の体色で、黒の縞にオレンジの斑点が並んでいる。
幼虫の食草は、セリ科のセリ、ミツバ、パセリ、ニンジンの葉を食べる。葉だけではなく若い果実も好んで食べて育つ。
このように、野菜を食べるため農業業者からは害虫とされています。
成虫の見た目
キアゲハは前翅のつけ根が黒ずんだ色彩で塗りつぶされたようになっていてナミアゲハのような縞模様にはならない。また、翅の中ほど黒い部分が少なく、黄色みが強い。
見た目は同じアゲハチョウ族の仲間であるナミアゲハに非常によく似ています。
アゲハチョウ属の典型的な種
キアゲハはアゲハチョウ属の典型的な種とされていて、アゲハチョウ属全てのメンバーに適用される共通名が、この種の名前を付けることが最初であるとされています。
キアゲハの学名「Papilio machaon」はギリシャ神話のアスクレピオスの息子、マカオンから名づけられました。
参考元 :Wikipedia
また、属名の「Papilio」はラテン語で「チョウ」のことで、カール・フォン・リンネが1758年に初めて動物の学名を発表した際に、すべてのチョウの属名として採用したものとされています。
まとめ
外でアゲハチョウを見るとナミアゲハかキアゲハかどっちか判らないことが多いですが、止まっているところをよく見てみると違いが判ります。
しかし、どちらも美しいアゲハチョウであることは変わりません。