ガンソアマヒトリ

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ガンソアマヒトリ

学名:Phragmatobia fuliginosa

今回はルビーの蛾、ガンソアマヒトリについて紹介していきます
シロヒトリ

分類

ガンソアマヒトリはトモエガに属しており、ヒトリガ亜科に分けられています。

ヒトリガ亜科のプラグマトビアPhragmatobia)属に分けられています。

ヒトリガ亜科はヒトリガシロヒトリなど多数存在します。

生態

地域によって発生数が異なります。北部では1年に1回発生する一化性です。

南部では1年に2 – 3回発生する多化性です。

生息域

ヨーロッパ、北アフリカ、ロシア、中央アジア、チベット、そして北アメリカの北部に生息しています。 主にヨーロッパ、ユーラシア大陸北部に生息しています。

落葉樹林、道路、庭園などに生息しています。

主にヨーロッパ・ユーラシア大陸北部に生息しているガなんだね
イモチャン
東アジアには生息していません
シロヒトリ

成虫

ガンソアマヒトリは夜間に活動します。光に惹かれる性質を持ち、光源の周囲を渦を描くように飛びまわる走光性を持ちます。

摂食するのかは不明です。

翅を開張すると3.5 – 4.5cm前後になります。

摂食するのかどうかは調べても分かりませんでした
シロヒトリ

幼虫

ガンソアマヒトリの幼虫

成熟した幼虫は明るい茶色または暗い灰色をしています。全身長い毛で覆われた毛虫です。

頭部はオレンジまたは黒褐色です。 

食草は広食性で多種多様な植物を食べます。主にキイチゴ属、スピノサスモモ、ヘラオオバコ、ヒメシャクナゲなどです。

個体によって色に大きな違いがあるよ!
イモチャン

成虫の見た目

ガンソアマヒトリ
赤茶色の翅

ガンソアマヒトリは茶色の前翅と黒と赤の後翅が特徴です。

茶色の前翅には翅の下側に2つの黒い小さな斑点があります。

後翅は内側が薄い赤で外側に向かって黒色になります。縁は赤で彩られています。また、後翅にも翅の下側に2つの黒い小さな斑点

翅の裏側は表側より全体的に薄くなります。

胴体ははっきりとした赤色で横に黒い斑点が並んでいます。頭部付近は茶色の毛で覆われています。前脚部分が赤色になっています。

赤と茶色の翅がかっこいいね!
イモチャン
英名では「ruby tiger」(ルビータイガー)と呼ばれています
シロヒトリ

ガンソアマヒトリとアマヒトリ

ガンソアマヒトリは東アジアには生息していませんが、同属のアマヒトリ(学名:Phragmatobia amurensis)はロシア、日本、朝鮮半島などに生息しています。

どちらも非常に似た外見をしています。

アマヒトリはガンソアマヒトリの「代替種」と考えられています。代替種とは類縁種で別地方で同じ生態をしている種のことです。

 

アマヒトリは7 – 8月と夏ごろに見られます。また、アマヒトリは平成11年北海道でハウスメロンの害虫とされました。

アマヒトリは亜麻(アマ)を食べるから、漢字で書くと「亜麻灯蛾」になるよ
イモチャン
ガンソアマヒトリとアマヒトリは混同されることがあります
シロヒトリ

まとめ

ガンソアマヒトリは生息範囲が広く、ポピュラーな蛾ですが、解明されていないのか情報が少なく謎の多い蛾です。

全身の暖色がいいですね
シロヒトリ
次回はベニハレギチョウについて紹介するよ!
イモチャン